About

2013年7月29日月曜日

ビデオ配信のお知らせ(霧島火山巡回展)

いつもとは違ったお知らせです。
地質標本館で4月~5月末まで行われ、7月からは全国で巡回展が行われる「地質標本館 第三回火山巡回展 霧島火山」の資料映像が、産総研地質調査総合センターのサイトで配信されています(https://www.gsj.jp/researches/openfile/openfile2013/openfile0581.html)。

映像の編集は・・・僭越ながら私が担当させていただきました。
私が学生時代、趣味でやっていた分野をご存知の方は納得されるかと思いますが、随分と編集の腕が落ちてしまったと反省しております(苦笑)。

火山噴火時に発生する空振(空気の振動)の映像を分かりやすくするため、Adobe Aftereffectのモーショントラッキング機能を使った解説も行ってみました(映像シーン2分11秒~2分20秒頃)。

いつもとは違うお仕事になりましたが、こうして無事GSJ研究資料集として登録していただけたのは大変嬉しいことです。ご興味のある方はぜひご覧ください。

2013年7月23日火曜日

IAVCEI2013 (国際火山学会) 出展中!





IAVCEI2013に出展するため、鹿児島に来ています。
会場では、富士山をはじめとする日本各地の火山地質図のほか、
先週完成したばかりの富士山の精密立体地質模型も展示中です。
今回の精密立体地質模型では、ポリゴン数を従来よりも約2.5倍高密度にしました。
また新しい試みとして、オルソ補正をかけたASTER衛星画像の投影も行っています。
(なぜ今までやらなかったのかというツッコミも受けそうですが・・・)。

昨日までは凄まじい暑さでしたが、本日は気温も少し落ち着いています。
お近くの方、ぜひお越しください。

2013年7月19日金曜日

イベント予告:国土地理院主催「G空間EXPO」 inお台場 

11月14日(木)~16日(土)の3日間、お台場の日本科学未来館にて「G空間EXPO 2013」というイベントにプレゼンターとして出展させて頂けることになりました。

G空間情報とは、我が国の日常生活や経済活動に欠かせない位置と時間の情報"いつ・どこ情報"を意味し、これを広く利用できる社会、すなわち「G空間社会」(地理空間情報高度活用社会)を目指して、産学官の連携で行われるイベントが「G空間EXPO」です。

私が出展するのは「Geoアクティビティフェスタ」という部門で、全国から選抜された30名弱のプレゼンターが、地理空間情報の活用に関する最新のアイデアや活用事例、研究成果等について3日間プレゼンテーションを行い、最優秀賞を目指します。

今回の展示では、精密立体地質模型のシステムはもちろん、国内外での博物館やジオパークでの活用事例、開発の経緯や展望、そして特許を出願したばかりの最新型地質模型まで、3日間という時間をフル活用して幅広く展示する予定です。

学生時代から三次元造形を初めてちょうど10年近くが経ちましたが、今回の展示はこれまでの活動の真価が問われる重要な節目であると認識していますので、全力を尽くしていきたいと思います。皆様ぜひご覧ください。
以下、公式サイト
http://www.g-expo.jp/
Facebook公式:https://www.facebook.com/pages/G%E7%A9%BA%E9%96%93expo/106769629515282?ref=stream&hc_location=stream
Twitter公式:https://twitter.com/g_expo

2013年7月16日火曜日

つくば市「バーチャルサイエンスツアー」に出演しました

本日、表題の収録を終えてきました。
バーチャルサイエンスツアーとは、つくば市内の各研究機関や広報施設を仮想体験でする試みで、8月末のまつりつくば2013にて初公開される予定です(下記)。またその後は都内各所でつくば市のPR用素材として使用されるとのことです。
http://www.matsuri-tsukuba.com/timetable/20130824-2/

本日の収録では地質標本館の見どころを3分間にわたってご紹介しました。
最終的にどのようなコンテンツに仕上がるのかは私もまだ分からないのですが、非常に意欲的な試みだと思います。もしどこかで見かけたら、よろしくお願いいたします。

2013年7月9日火曜日

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク公式サイトに掲載されました

先日、福井県勝山市で行った課外授業の内容についてですが、恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの公式サイトにも掲載されていました。下記公式ブログの、6月28日(金)の記事をご覧ください。
http://www.city.katsuyama.fukui.jp/geopark/news/


気づくのが遅くなりまして申し訳ありません。ジオパーク推進協議会の皆様、本当にどうも有難うございました。
また、模型の活用方法について建設的なご意見を多数いただいた荒土小学校の先生方にも改めてお礼申し上げます。

2013年7月8日月曜日

御蔵島の自然と文化博物館での立体模型展示 (旧ブログ記事に追記)




 御蔵島は伊豆諸島に位置する、原生林に覆われた自然豊かな島です。
少し前の話になりますが、この島に設立された「御蔵島わくわく自然資料館」に設置する御蔵島体模型の製作を依頼されました。当時はまだ地質標本館に来て一か月余りで、アウトリーチのイロハすら理解していない頃でしたが、ネイチャーセンターリセン理事長の岩間先生をはじめ多くの方々のご支援を頂いて、2か月後の2011年8月に模型を完成させることが出来ました。当初の模型は石膏製でしたが、2012年7月にはケミカルウッド性のものに変更し、精度と見栄えを向上させました。その後、岩間先生から現地での展示の様子を撮影した写真を送っていただきましたので、このブログにも転載します。

御蔵島はイルカウォッチングを始めとしたネイチャーツーリズムを楽しめる島です。現地にお越しの際は、ぜひご覧ください。
http://mikura-isle.com/

Web博物館である「御蔵島の自然と文化博物館」も公開されていますので、リンクを貼っておきます。
http://mikura-museum.info/

2013年7月1日月曜日

3Dプリンターの失敗作品を一挙公開(引用)

二週間ほど前になりますが、Gizmodoに面白い記事がありました。

「驚愕! 3Dプリンターの失敗作品を一挙公開」
http://topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=1898926

こういった失敗作品を公開するのは、素晴らしい試みだと思うのです。
三次元造型機が決して「魔法の箱」ではない事が良く分かります。
地質情報を立体化する際にも、モデルの精度や造型ピッチ、材料、工具の選定など、色々と考慮する事があり、まだまだ経験に頼らざるを得ない場面が多々あります。将来的にはこういったものも最適化、自動化されるのでしょうが、三次元造型機で新しい製品のプロトタイプを作り続ける以上は、人の手による細かい調整が常に必要になるかと思います。

記事中にもありますが、3Dプリンティングには技術や経験が必要となることを知ってもらう為の最も分かりやすいアウトリーチだと思います。実際のところ、「データ入力すれば自動で造形してくれるんでしょ?暇な時にパパッと作っちゃってよ~」といった依頼も結構あるという話を耳にしますんで・・・(涙)。三次元造型にかかる人的コストを少しでも理解して頂けるきっかけになれば嬉しいですね。
この企画考えた人に惜しみない拍手を送りたいと思います。

Share

Twitter Delicious Facebook Digg Stumbleupon Favorites More