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2014年4月2日水曜日

(動画)防水クアッドコプターが既に存在していた!

クアッドコプターを始めとするUAVを運用する際に気になっていたのが、防水性の有無についてでした。

UAVに搭載するカメラは、Goproなどの防水・耐衝撃カメラが主流になりつつありますが、UAV本体の防水機能については余り話題になっていません。しかしながら、湖や河川などを含む地域でパーソナルリモートセンシングを実施する場合、UAVが水面に墜落する可能性は十分考えられます。

しかし下記の製品であれば、そういった問題にも対処できそうです。



動画を見る限り、防水・防塵性能共に問題ないようですね。砂漠の調査などにも対応できるかと思われます。パワーにも余裕があり、Goproを楽々持ち運べるそうです。

公式サイトではGPSモジュールやNAZA-M(自動操縦モジュール)などの追加パーツも販売されていることから、座標情報をもとにした自律飛行も可能なようです。本体価格は350ドルなので、一般的なクアッドコプターとほぼ同程度の価格帯でしょうか。ただ、操縦系統に関する情報が無いのが気になります。Wifiでの操縦を受け付けてくれると最高なのですが。

ともあれ、フィールドワークは常にエクストリームスポーツと言ってよい状況にさらされますので、こうした機器が販売されているのは非常に喜ばしいことです。

2014年3月20日木曜日

国土地理院の、「地理院地図3D」データ配信について


 国土地理院の公式サイトから、3Dデータの配信が開始されました。
 これまで、こういった学術情報のデータ配信に関しては、主に海外のニュースを中心にお伝えしていましたが、国内でのこのような動きがスタートしたのは非常に喜ばしいことです。

 既に数年前から、地理院では基盤地図情報という形で、5mや10mメッシュといった高解像度の標高データを配布していましたが、これを使うにはある程度の専門知識が必要となりました。
 しかし今回はボタン一発で3Dモデルが作成できるという手軽さ、端末での閲覧から3Dプリンタでの出力にまで対応しているデータの多様さなど、非常にユーザーフレンドリーな設計になっています。
 
 また「地理院タイル」と呼ばれるテクスチャを使用する事で、様々な景色を表現する事も可能になっています。唯一残念な点は、現在使われているフルカラーの3Dプリンタは解像度が低く、これらの優れたテクスチャを詳細に表現できないことでしょうか。これは3Dプリンタ側の技術向上を待ちたいところです。

 そうなってくると、やはりHiRPで高解像度のモデルを作ってみたいという欲求が湧き上がってきます(笑)。地理院タイルを切替えながら投影する事で、刺激的なコンテンツになるでしょう。一日も早く作ってみたいと思います。
 
 

2014年3月17日月曜日

 『薄片でよく分かる岩石図鑑』刊行のお知らせ



 岩石薄片とは、岩石を厚さ30μmにまで薄く均一に研磨した試料の事をいいます。
 薄く加工された岩石は光を通す性質を持ち、これを偏光顕微鏡と呼ばれる特殊な顕微鏡で観察する事で、結晶の光学的性質と、岩石の種類や性状について分析する事が可能となります。

 本書では、世界トップレベルの薄片作製技術を持つ地質標本館の試料調製グループが作製した薄片の顕微鏡写真を中心に、その元となった岩石の写真と解説、薄片から読み取れる情報、最新の薄片作製技術の紹介、家庭での簡易薄片の作り方など、非常に多くの情報が盛り込まれています。

 私は、堆積岩の項目を中心に執筆させて頂きました。元々が古生物学専門なので、どうしても化石を中心とした解説になってしまいましたが、堆積岩の薄片から古環境を読み取る作業はとても魅力的で、少しでもその雰囲気を皆さんにお伝えできていればと思います。

 偏光顕微鏡による薄片観察は非常に手のかかる作業で、学生時代に心が折れそうになる人も結構いる(私もその一人)ですが、本書は顕微鏡の操作方法や観察のポイントなどについても分かりやすく解説されており、この本をきっかけとして一人でも多くの方が薄片観察の楽しさに目覚めて下されば幸いです。

 こうした素晴らしい書籍に微力ながら関われたことを非常に光栄に思います。共著者の皆様には心からお礼を申し上げます。

 なお、一般書店での販売も行われているようです。ご興味のある方はぜひご覧ください。


2014年3月15日土曜日

【動画あり】Kinectとクアッドコプターを用いた3次元計測



これまでもUAVやロボットを用いた3次元計測については何度かご紹介してきましたが、また面白いものが出てきたので、リンクしておきます。

http://japanese.engadget.com/2011/04/01/kinect/

今までのものはGPSを搭載したクアッドコプターで対象物を撮影し、そこから3Dモデルを合成するという手法がメインでした。しかし今回の物は、以下の方法で計測するのがポイントです。

・Kinectセンサーを用いたリアルタイム計測
・GPSを用いず、Kinectと画像解析のみで自律飛行を行う。

これによりGPSが使用できない環境でも計測が可能となっています。屋内や森林、谷深い場所での露頭撮影などに威力を発揮するのではないでしょうか。

ユビキタス社会が提案されて久しいですが、フィールドワークにおいてGPSやネットワークが常に使用できるとは限りませんので、こうしたスタンドアローンでの計測が行えるシステムは歓迎したいですね。

2014年3月4日火曜日

プロジェクションマッピング記事(Yahoo)

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20140304-00035032-r25

Yahooのニュースにプロジェクションマッピング関連のニュースが出ています。
結婚式などのイベントでの活用方法などについて紹介されているようです。
 
しかしやはり、エンタメの話題が中心になりがちだなーという印象があります。
もっと博物館関連の情報発信を頑張らねば・・・。

2014年2月26日水曜日

JSTポータルサイト「オピニオン」寄稿

科学技術振興機構(JST)のポータルサイトにある「オピニオン」というコーナーへ寄稿しました。

3Dプリンタを始めとする三次元造型技術の現状と、博物館での応用、G空間EXPO2013での事などについて書いてくださいとの事でしたので、様々な分野を網羅した結果、非常に長い文章となっております。他の方の記事と比べると2倍ぐらいになってしまいました。もう少しコンパクトにまとめれば良かったかと反省しております・・・。

お声をかけて頂いたJSTの担当者様に、この場を借りてお礼申し上げます。
もしご興味がありましたらご覧ください。





2014年2月19日水曜日

HiRP(富士火山地質図バージョン)

昨年7月に行われたIAVCEI2013にて展示された、富士山の立体模型に関する記事がリリースされました(GSJ地質ニュース2月号, PDF)。

このモデルは産総研・火山活動研究研究グループの方々と共同開発したものです。
投影している画像は、
・等高線のラインデータ
・国土地理院5万分の1地形図
・富士火山地質図(全噴出物、試作版)
・富士火山地質図(過去2000年間の噴出物、試作版)
・ASTER衛星画像
です。

このバージョンから、ポリゴンの密度調整を行うことで、等高線のエッジをくっきりと際立たせる処理を行っています。このことで、等高線の厚みをこれまでよりも薄く、しかしはっきりと視認できるレベルに加工することが出来るようになりました。等高線の段々が薄くなればより自然な地形に仕上げる事が可能です。

リンク先に、高画質の写真が掲載されていますのでご覧ください。
なおポリゴン密度の調整に関しては、この後に作った蔵王、そして磐梯山のモデルで更に高度化し、より自然な地形が表現できるようになりました。これについては別の記事で報告する予定です。

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