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2014年10月13日月曜日

イベントお知らせ: つくば市産業フェア「筑波山クレイモデル」 工作コーナー

1/240,000スケール筑波山モデル
鉛直方向強調倍率1.94倍

既にTXつくば駅をはじめ、各所にポスターが貼られているのでご存知の方も多いかと思いますが、10月の25(土)・26日(日)につくば市カピオで「つくば市産業フェア」が開催されます。

産総研からはアザラシ型ロボット「パロ」、床下探査ロボット「DIR-3」、そして地質標本館からは下記の出展を行います。

1.工作コーナー(5cm角の精密な筑波山クレイモデル)
2.プロジェクションマッピング型の筑波山地質模型

今回の最大のウリは、筑波山のレプリカを皆さんの手で作って頂けることです!
筑波山山頂を中心とした12km四方の地域を1/240,000縮尺で造型したものですが、この大きさでも筑波台地の形がはっきりと見えます。
精密造型の世界を一緒に楽しみましょう。
会場でお待ちしています。



産業フェアチラシ(pdf)


2014年10月8日水曜日

【お知らせ】 OYOフェア2014 at 秋葉原

明日10月9日より2日間、秋葉原UDXにて応用地質株式会社の展示会「OYOフェア2014」が開催されます。
「社会に潜むリスクの"見える化"」をテーマに、「長周期地震動」と「三次元地質解析」を重点的なテーマとした様々なセミナーや展示が行われます。
私は東京都の地形および地下構造をテーマとしたプロジェクションマッピング展示に協力させていただきました。東京オリンピックを控え、首都の地質構造を改めて見直す絶好の機械かと思います。

http://www.oyo.co.jp/oyofair2014/menu4.html
皆様ぜひよろしくお願いいたします。



2014年9月28日日曜日

TGS2014参加報告

東京ゲームショウ2014に参加してきました。
目的は妻が開発に関わっているゲームの展示ブースの見学だったのですが、その他にもインターフェースがらみで様々な展示があり、予想外の収穫を色々と得ることが出来ました。

企業展示ブースの他に、大学機関で行われている可視化関連のポスター発表などもあり、興味をそそられました。

中でも秀逸だったのが東京工科大学のポスター発表で、ゲーム中におけるハチ(蜂球)の挙動表現に関する研究や、ユーザーの筋電などをモニターしてゲームのコンテン ツにリアルタイムでフィードバックする技術など、ゲームの開発に留まらない分野融合を主眼とした研究内容には大きな可能性を感じました。

その他にもオキュラス(Oculus VR)やプレイステーション4用ProjectMorpheusなどのヘッドマウントディスプレイなど、話題のハードウェアに関する展示が目白押しでした(長蛇の列だったので遠目で眺めるだけになりましたが・・・)。

こうしたエンターテイメント関連の発表は、博物館関係者としても非常に得るもの大きいです。

2014年9月23日火曜日

HiRPの現状と、GIS NEXT掲載のご報告



最近更新が減り気味で申し訳ありません。
模型(HiRP)に関して、色々と大きな動きが出てきておりまして、そちらに忙殺されております(←言い訳)。

昨年のG空間EXPOで確信しましたが、「モノ」を解した情報発信が世の中に広まりつつあるのは間違いないようです。3Dプリンタによる造型物を始めとした「デジタルの精度を持つアナログ」は、従来のアプリケーションツールと連動しながら、より効率的なアウトリーチに利用されることでしょう。

そうした流れに乗って、現在某メディアと連動したコンテンツ作りを進めております。
まだ発表できない内容なので詳細はかけませんが、年末から来年にかけて、驚くような模型を皆様にお見せできるかと思います。

さて、GIS NEXTという専門誌に掲載していただきました。
GIS NEXTは「地理情報から空間IT社会を切り拓く」をテーマとした地理・GISの専門情報誌です。
この雑誌の最新号で、昨年のG空間EXPOに関する特集が組まれています。

私の写真と展示内容はp. 35に載っています。
他にも授賞式の様子や、最優秀賞を受賞した牧野研究室の屋内誘導システムに関する研究、湯村翼氏のPersona Cosmos、その他多数の展示に関する記載があり、昨今の地理情報に関する技術が色々と分かる内容になっていると感じました。記事を作成して下さった方に心よりお礼申し上げます。






2014年9月18日木曜日

常陽新聞にエッセイを投稿しました

どうも半月以上更新がなくて恐縮です。
9月14日(日)の常陽新聞にエッセイを投稿させていただきました。
10面右上の「ペンでつながら心のタスキ」コーナーです。
つくば市在住の様々な人がリレー形式でエッセイを連載するという面白い企画です。
私は筑波山と3Dプリンタについて書きました。
どこかで見かけたらよろしくお願いします。



2014年8月28日木曜日

【GSJ地質ニュース記事】 レーザースキャン計測データの造形とプロジェクションマッピング展示

位置合わせ用ガイド投影の様子

レーザースキャナーにより得られたフルカラー3D点群データ投影の様子


GSJニュースの下記報告が公開となりました(PDFリンク)。


芝原 暁彦・宍倉 正展, 2014. 海岸段丘レーザースキャン計測データの3Dプリンタによる立体造形と,国立歴史民俗博物館でのプロジェクションマッピング展示について.GSJ 地質ニュース,3,no. 8,225-227. 


投影に使用している模型は、産総研の海溝型地震履歴研究チームが計測した海岸段丘のレーザースキャンデータをもとに、同研究チームが外注で三次元造型したものです。今回はこれに投影用のシステムを後付けするという形でコラボさせて頂きました。

既製の模型に投影するというのは初めてのケースで、大元の3Dデータから投影用のガイドを作成し、位置合わせなどの補正作業を行っています。

造型に使用された3Dプリンタは株式会社スリーディー・システムズ製の"SinterstationR Pro 140 SLSR Sys-tem"で行われました。この造型機はレーザー溶融粉末造形と呼ばれる手法でナイロンの粉末を積層するものです。

また今回新しい試みとして、水面標高のシミュレーションを連続的に表示する事で、波食崖の位置が徐々に移り変わる様子をアニメーションで表現しました。

この模型は今年の3月から5月まで、千葉県の国立歴史民俗博物館で行われた特別展「歴史にみる震災」にて展示され、その後地質標本館の特別展「地質アナログ模型の世界」にて引き続き展示中です。


2014年8月20日水曜日

ibeaconと位置情報を用いた、博物館・科学館におけるコンテンツ配信


現在、空間情報に携わる人々の最大の関心事の一つが「屋内における位置情報の提供」です。

昨年のG空間EXPOGeoアクティビティフェスタで新潟大学の牧野研究室が開発した「可視光通信とGPSによる高精度屋内外案内システム」が最優秀賞を受賞したことからも、こうした分野に関する関心の高さが伺えます。

こうした中、アップル社製iOS7に搭載された位置情報に関する新機能の一つとして話題になっているのが"iBeacon"です。これはBluetooth Low Energy(BLE)と呼ばれる近距離無線規格の一種を用いた屋内における位置情報サービスで、特定のエリア内に置かれたビーコン発信機との距離関係およびIDをもとに、ユーザーに合わせた情報を配信するものです。

これを使えば、店舗内の特定の位置にユーザーが来たタイミングで、そこに置かれた商品の情報を的確に配信することが可能で、場合によってはユーザーごとにカスタマイズした情報をスマホなどに表示させることも考慮そているようです。(*映画好きの方であれば、2002年に公開された「マイノリティリポート」で描写された、ユーザーごとにカスタマイズされたデジタル広告と言えばイメージが
掴めるでしょうか)。

これまで、無線LANを使用して同様の機能を実現した例はありましたが、消費電力の少ないBLEを使って高精度の位置情報を提供するiBeaconは、より手軽にこうした環境を普及させることが出来るでしょう。この機能は博物館や科学館における情報配信にも応用が期待されます。

2日前のニュースで、八景島シーパラダイスが館内に40箇所のビーコン発信器を設置し、iBeaconを駆使して水族館の生物に関する情報を配信していると告知されました8月18日から9月30日までの限定イベントですが、これが上手くいけば、常設展示にこうしたシステムを組み込んでゆく事も考えられるでしょう。AndroidとiOSの両方に対応しているというのも好感が持てます。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140818_662402.html

これまでスマホのBluetooth機能はバッテリーを著しく消耗させるため、これを嫌ったユーザーが機能をオフにしているケースが良く見られました。しかしBLEは省電力設計となっているため、これからはbluetoothを常時Onにして、屋内位置情報を基にユーザーがシームレスに情報を受け取れる環境が整いそうです。

またビーコンの発信器側も非常に消費電力が少なく、バッテリーで数年間駆動するタイプもあり、また単価が低いことから今後急速に普及することが予想されます。

ユニークな例としては、9月の「東京ゲームショウ2014」に出展される予定の座布団型iBeacon発信器があります。これは人が座っているか否かを位置情報と共に発信する座布団で、飲食店の空き状況や座席管理、また時間ごとの顧客数の推移をモニタリングするのに役立つと期待されているようです。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20140715/1059104/

こうした位置情報と、それに付随する様々なパラメータを一元管理する事で、博物館でも様々な応用が可能となるでしょう。例えば入館者の推移や導線、どのコンテンツが人気があるのか・・・など、解析が可能となるかもしれません。ただ、個人情報を思いきり覗くことになるので、そうした方面の配慮は必要になりそうです。

いずれにしても八景島シーパラダイスの野心的な挑戦に期待大ですね。

追記:8月の終わりにシーパラダイスを訪問してみましたが、残念ながらiBeaconのコンテンツを見ることは出来ませんでした。何かの理由で公開できなかったようです。残念でした。

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