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2014年12月31日水曜日

サイト紹介:NHK御嶽山「噴火の証言」

NHKが御嶽山の噴火に関するサイトを公開していたのでご紹介します。
御嶽山で被災された方々の写真や証言を時系列順に、3D地形図上にマッピングしたものです。

非常に多くの方々が亡くなった災害ですし、私も火山の専門ではないのでこの件について多くは語れません。
しかし、このサイトようなコンテンツは将来的な防災情報として大きな意味を持っていると感じます。

http://www3.nhk.or.jp/news/ontake2014/

2014年12月23日火曜日

NHKで精密立体地質模型を使った番組が放送されます

NHK・BSプレミアムで2015年1月1日午後9時30分より放送される
「凸凹探検で謎解き!裸にしたいTOKYO」
に技術協力させていただきました。 http://www4.nhk.or.jp/P3344/

この番組ではスタジオ内に設置した3m四方の東京地形模型に、地形図や古地図、地質図などの情報を精密にプロジェクションマッピングし、過去十数万年間の地形変動や、人類史について探ります。この模型システム製作に際し、特許の技術移転なども行いました。

とにかく、巨大模型にクレーンカメラで迫る映像は圧巻の一言です。ぜひご覧ください。
1月31日の午後1時30分からも、再放送されます。
皆様のご協力なしには全く実現不可能なことでした。改めて、お礼申し上げます。

 

2014年12月21日日曜日

カンボジア・コンポンチャム州教員養成所での授業の様子

カンボジアでの地質模型による実践授業を行いました。
模型を観察するだけでなく、校内にある玄武岩や石灰岩の観察やサンプリング、そしてメコン川流域での模型と実際の地形比較や河川調査なども行いました。
模型の活用方法や授業の進め方についてはネイチャーセンターリセンの皆様に多大なアドバイスをいただきました。おかげさまで大成功です。ありがとうございます。
写真撮影:ネイチャーセンターリセン宮川皓子氏

*その他の写真はFacebookの方をご参照ください。

2014年12月8日月曜日

カンボジア模型造形終了

前回の日記でご紹介したモデル(コンポンチャム周辺地域)の造型が終了したのでプロジェクションマッピングのテストを行っている様子です。

写真の画像のほか、衛星画像や陰影地形図、5mコンター画像、そして地質図を投影する予定です。
今回はこのほかにカンボジア全体の模型も造型してあります。
まずコンポンチャム周辺の地形を紹介したあと、カンボジア全体の地形の特徴(平野が山脈に囲まれたフライパン型の地形)と、地質の多様性についてお話できればと思っています。


段彩図(5m毎)および河川データの投影テスト
 
投影前の状態

2014年12月1日月曜日

立体地質模型 in カンボジア (12月10日~13日)

来週の12月10日~13日、カンボジアのコンポンチャム教員養成所(RTTC)で精密意立体地質模型HiRPを用いた講演を行います。

カンボジアでは歴史的経緯により、理科教員の数が極めて少なくなっておりました。
しかし昨今の急速な経済発展による国力の回復と、それに伴って発生した環境問題により、再び自然科学に対する関心が高まっています。

今回の講演ではこうしたニーズに応えるため、立体模型を用いたカンボジア全土の地質、メコン川流域の地形などについてRTTCに所属する学生の皆さんに講義を行います。
模型には衛星画像や地形段彩、One Geologyの地質図データをプロジェクションマッピングする予定です。

模型による観察のあとは、現地のメコン川流域でフィールドワークを行い、基本的な岩石の観察方法や地形のデータ化、河川調査の基礎的な方法などについてお話できればと考えています。

今回の講義が、HiRPの実質的な海外デビューとなります。
いささか緊張していますが、奮闘してまいります。

なお、今回の講演はNPO法人ネイチャーセンターリセンさんが行うカンボジア王国コンポンチャム中学教員養成所における実践的環境教育プロジェクトとして実施させていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

下図モデル:コンポンチャムを中心とした約80×123kmの地域
衛星画像

5m段彩図


 

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