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2015年1月30日金曜日

記事紹介:“地磁気データ”を使った屋内測位について

屋内での測位システムについては、G空間EXPOで触れて以来、非常に興味を惹かれておりますが、また新たな技術が確立された模様です。

野村総研が開発したNRIという技術は、地磁気データを使った屋内即位を実現します。
本来、屋内では地磁気が乱されがちですが、建物が持つ磁場特性のデータを加味した測位をするとのことです。

昨年お伝えしたibeaconについてもそうですが、比較的低コストで実現できる屋内誘導システムが普及すれば、災害時の避難誘導等にも役立ちそうですね。

NRIが“地磁気データ”を使った屋内測位を実証、誤差2m程度 
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20150129_685997.html

2015年1月19日月曜日

カンボジア・コンポンチャム州教員養成所での授業の様子2

http://blogs.yahoo.co.jp/gypfc534/33269520.html
ネイチャーセンターリセン公式サイト(リンク)
 


NPO法人ネイチャーセンターリセンの公式サイトに授業の様子を掲載して頂きましたので引用します。時系列順に、11枚の写真がアップされています。

1~2枚目:教員養成センター(RTTC)の地学・生物学実験室内で模型を用いた授業を行っている様子です。カンボジア全体の模型とRTTC周辺の模型に地形図・地質図・衛星画像をプロジェクションマッピングし、これを触察しながら地形や地質の特徴を掴んでもらいました。受講生の皆さんは全てRTTCに通う20歳前後~20代前半の学生さんです。来年もしくは再来年には教員免許を取得し、カンボジアの各地で理科教育に携わる予定とのことです。

3~6枚目:RTTC付近を流れるメコン川の河畔で実習を行っている様子です。プロジェクションマッピングに使用した模型を再び観察しながら、自分の現在位置、蛇行河川の様子と地形を把握してもらっています。模型によるイメージングの後は、紙の地図とコンパスを見ながら地図の判読方法についても学びました。また河川性堆積物の観察や粒度の測定、河川調査などについても簡単にお話しました。

7~11枚目:再びRTTCの敷地内に戻り、岩石のサンプリングと観察方法についても講義しました。とはいえRTTC周辺には露頭がないため、過去に山岳地帯から運ばれてきた転石を用いた実習となりました(露頭での実習は次年度以降の目標としました)。岩の砕き方、ルーペでの観察方法等などについても実地で学びました。

ネイチャーセンターリセンさんのご厚意により、3時間という比較的長めの授業時間を確保して頂きましたが、学生さんたちから熱心な質問が飛び出したこともあって、それでも時間が足りないほど充実した授業となりましたし、私自身も学ぶことが多くありました。同時に模型や授業内容に関する課題も色々と見えてきましたので、今後の改良に生かしたいと思います。

2015年1月18日日曜日

桜島の3D模型と砂絵教材



GSJ地質ニュース1月号に、桜島の模型と砂絵教材に関する記事が2件掲載されました。

1.桜島の精密地質模型を用いた地質図の空間認識とバーチャルジオツアー (口絵, PDF)
2.「桜島みたまま砂絵で地質図」砂絵地質図と3D 地質模型によるバーチャルジオツアー (PDF)

この教材は昨年の地質情報展で公開したもので、3Dの地質図を砂絵で作成し、砂絵と模型とを見比べながら地質の立体的な広がりを理解できる内容となっています。
これまで筑波山蔵王などで同様の記事を書きましたが、今回の記事では模型の俯瞰写真(人間の目線から見た写真)を掲載することで、より具体的に模型の活用方法がイメージできるようにしてみました。
この教材はいずれ全国のジオサイトを網羅するようなシリーズにできればと思っています。

2015年1月8日木曜日

NHKオンデマンドにて配信中です

1月1日に放送した「凹凸探検で謎解き!裸にしたいTOKYO」ですが、NHKオンデマンドでも1月15日まで配信される予定です。

またBSプレミアムでも、1月31日の午後1時30分より再放送予定です。
この機会にぜひどうぞ。
twitterや掲示板などでも実況が盛り上がっていたようで何よりでした。


2015年1月7日水曜日

「化石観察入門」がSLBA選定図書になりました

http://www.slba.or.jp/Common/CmnBiblioDetail.aspx?id=44448&mode=3

久々に化石の話題です。
化石観察入門が、一般社団法人学校図書館図書整備協会 (SLBA*) の選定図書になりました。
図書館向けの書籍として推薦していただいたことで、学校や教育施設での普及が一気に進みそうです。
化石や地学の魅力に目覚めて下さる方が増えるといいなと思っております。
これもひとえに出版社の方々、執筆協力者の方々をはじめとする皆様のご支援の賜物です。
改めて、厚くお礼申し上げます。

 
*SLBAの詳細についてはこちらをご参照ください。


 

2015年1月6日火曜日

日本地図学会に入会、論文投稿しました

皆様あけましておめでとうございます。
昨年は模型に関して非常に大きなイベントがいくつもあった年でした。これもひとえに皆様方のご支援の賜物です。改めて、厚くお礼申し上げます。

さて、表題にもありますとおり、昨年12月に日本地図学会に入会しました。
同学会の編集委員であり、地質標本館の先輩でもある目代様からお誘い頂きました。
また入会と同時に、論文も2本投稿中です。

ひとつは地下構造を表現できる積層型HiRPについて、もうひとつは先日放送されたNHKの番組など、映像メディアと連動した模型の活用方法、そして個人で作れる立体模型キットへのプロジェクションマッピングを通した学習効果などについてです。

NHKの番組が31日に再放送されますが、その前後には出版される予定です。結果的にテレビ番組と論文が同時進行で公開される形になり、学術系メディアミックスの面白い例になるのではないかと考えています。

文章だけでなく、写真もふんだんに使いましたので、模型の迫力がお楽しみいただける内容だと思います。出版日が決まりましたらお知らせします。

それでは皆様、どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。


何も画像が無いのも寂しいので、論文に使用しなかった写真を貼ってみました。
桜島の等高線プロジェクションマッピングです。
この模型については近日中にGSJ地質ニュースでご報告します。


 

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