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2015年7月1日水曜日

古生物学会2015参加報告



先週末は、つくばで行われた日本古生物学会に参加しました。
今回、私は諸事情によりファーストでの発表はありませんでしたが、多くの方々と模型システムの応用についてお話することができて、たいへん有意義な会となりました。
1年以内には、模型システムによる調査現場の可視化などを行い、次の総会で発表したいと考えています。

また今回、セカンドオーサーとして下記の発表にも関わりました。

ハメリンプールの潮間帯におけるストロマトライトの形状変化
伊津野郡平・芝原暁彦・青木正博

発表者の伊津野さんは、かの浜田隆士先生に師事した、ストロマトライトの専門家です。
浜田先生には私も幼少時にたいへんお世話になっており、こうした形で先生とご縁のある方にお会いできるのは、とても嬉しいことです。

伊津野さんは大手光学機器メーカーに勤務されていたその技術力を生かし、模型ヘリコプターに自作の撮影システムを搭載して、ハメリンプール沿岸に分布するストロマトライトの低空撮影を行い、精密な画像アーカイブを作り上げておられます。
今回、私はGISを使用して、これら空中写真の画像解析を行うという形で関わらせていただきました。

いまでこそドローンを用いた空中撮影や調査技術などが学会で議論されはじめていますが、それよりも遥かに先行して、こうした研究を行っておられるのは素晴らしいことです。ぜひ今後もご一緒させていただければと思っています。

ところで来年の古生物学会は私の故郷、福井での開催となります。会場は福井県立大学の予定です。皆様に驚いていただけるネタを用意しますので、ご期待ください。

*「週刊化石少年」と銘打っていながら、古生物学会について書くのは今回が初めてでした・・・反省。


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