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2014年2月19日水曜日

HiRP(富士火山地質図バージョン)

昨年7月に行われたIAVCEI2013にて展示された、富士山の立体模型に関する記事がリリースされました(GSJ地質ニュース2月号, PDF)。

このモデルは産総研・火山活動研究研究グループの方々と共同開発したものです。
投影している画像は、
・等高線のラインデータ
・国土地理院5万分の1地形図
・富士火山地質図(全噴出物、試作版)
・富士火山地質図(過去2000年間の噴出物、試作版)
・ASTER衛星画像
です。

このバージョンから、ポリゴンの密度調整を行うことで、等高線のエッジをくっきりと際立たせる処理を行っています。このことで、等高線の厚みをこれまでよりも薄く、しかしはっきりと視認できるレベルに加工することが出来るようになりました。等高線の段々が薄くなればより自然な地形に仕上げる事が可能です。

リンク先に、高画質の写真が掲載されていますのでご覧ください。
なおポリゴン密度の調整に関しては、この後に作った蔵王、そして磐梯山のモデルで更に高度化し、より自然な地形が表現できるようになりました。これについては別の記事で報告する予定です。

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