国土地理院の公式サイトから、3Dデータの配信が開始されました。
これまで、こういった学術情報のデータ配信に関しては、主に海外のニュースを中心にお伝えしていましたが、国内でのこのような動きがスタートしたのは非常に喜ばしいことです。
既に数年前から、地理院では基盤地図情報という形で、5mや10mメッシュといった高解像度の標高データを配布していましたが、これを使うにはある程度の専門知識が必要となりました。
しかし今回はボタン一発で3Dモデルが作成できるという手軽さ、端末での閲覧から3Dプリンタでの出力にまで対応しているデータの多様さなど、非常にユーザーフレンドリーな設計になっています。
また「地理院タイル」と呼ばれるテクスチャを使用する事で、様々な景色を表現する事も可能になっています。唯一残念な点は、現在使われているフルカラーの3Dプリンタは解像度が低く、これらの優れたテクスチャを詳細に表現できないことでしょうか。これは3Dプリンタ側の技術向上を待ちたいところです。
そうなってくると、やはりHiRPで高解像度のモデルを作ってみたいという欲求が湧き上がってきます(笑)。地理院タイルを切替えながら投影する事で、刺激的なコンテンツになるでしょう。一日も早く作ってみたいと思います。
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